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定年後の地域デビューを助ける雑誌 江戸川区で創刊

定年後の地域デビューを助ける雑誌

江戸川区で創刊

 

会社勤めなどで地域とかかわる機会の少なかった人の退職後の“地域デビュー”を応援する情報誌「オズ

オズマガジン ネクストエイジ 大人のための江戸川区案内

オズマガジン ネクストエイジ 大人のための江戸川区案内

マガジン ネクストエイジ 大人のための江戸川区案内」が10月9日に創刊された。元気な高齢者を育てることを目的とした江戸川区の施策を、委託を受けたスターツ出版(中央区)がかたちにした。

「ひとりでも居心地抜群!大人の社交場レトロ居酒屋」「歴史が薫るノスタルジックさんぽ」といった特集や、江戸川区在住者の60代以降をライフスタイル別に紹介するコーナーなど、ミドル世代の関心や嗜好(しこう)を意識した地域情報が雑誌の体裁で紹介される。近くに知り合いや友人がいなくてもページをめくりながら「出かけてみようか」と思わせる情報が満載だ。

多くの地域で高齢者人口が増加するなかで、こうした切り口の雑誌が登場しても不思議ではないが、今回の創刊は実はリタイアを控えた江戸川区民を対象にした区の“高齢者対策”の一環。江戸川区では「熟年者向け地域情報誌の作成」を新施策の一つに掲げ、今年度当初予算に1188万円を計上している。同区福祉部福祉推進課によると、全人口に占める高齢者の割合が高まるなかで、退職を機に地元で過ごす時間が長くなる人が地域資源を活用して孤立することなく元気に年を重ねてもらうことも課題となっている。熟年人材センターやくすのきカルチャーセンターなど、この世代を対象とした地域のサービスを、より魅力的に伝えるうえで出版業界の持つ雑誌作りのノウハウを使った点が新しい試みとなる。

同区では、今年度中に64歳になる区内在住者に約7000部を無料配布するほか、区内の書店やコンビニでも1冊650円(税込み)で販売する。他地域での「ネクストエイジ」発行の予定はないが、スターツ出版では「要望があれば展開していきたい」としている。