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大横川親水公園・万華池でかいぼり大作戦

底にたまる泥をすくって生物を探す小学生

底にたまる泥をすくって生物を探す小学生

大横川親水公園・万華池で

かいぼり大作戦

小中学生も参加して初の生物調査

 

 大横川親水公園の「万華池」(墨田区石原)で、池の水を抜き底を天日干しして水質改善や旧来の生態系の回復を図る「かいぼり」が行われている。11月1日には、水を減らした池で小中学生らが参加して生物調査「かいぼり大作戦」も行われた。

 万華池では絶滅危惧種Ⅱ類に区分される「ベニイトトンボ」なども確認されているが、池の整備から20年以上たち水生植物の繁茂や外来種の繁殖で生態系が変化したため、今秋に「かいぼり」を実施した。

 池に生息する生き物を調べる「かいぼり大作戦」には、区職員や株式会社生態計画研究所、すみだ水族館スタッフなどにボランティアや東京環境工科専門学校の学生、17人の小中学生を加えて約70人が集まった。参加者は、事前調査の結果などの説明を聞いてから4つのグループに分かれて池に入り、泥を網ですくって生物を捕獲した。 

 約1時間30分の作業で172匹のザリガニのほかブラックバス、ドジョウ、ギンブナ、カエル、ヤゴなど8種の生物が捕獲され、体長約45㌢のコイも確認された。「今日見つかった生物の多くは、トンボなど自分で水辺を探せる生き物を除き野生ではない。外来種をいなくすることはできないが、他の生物が生息できる隙間を作ってあげるのは大切」と、判定作業を担当した東大大学院保全生態学研究室の須田真一研究員は参加者に語った。

 池には12月20日に再び水を入れ、ギンブナやドジョウなどの在来種を戻す予定だ。