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地域体験活動で「防災を学ぼう」

 救命措置のミニ講習や起震車体験を通じて地域の子供たちの防災意識を高める「防災を学ぼう」が、11月23日に墨田区立菊川小学校(同区立川)で行われた。参加を希望した中和小、菊川小、竪川中の児童・生徒52人が集まった。
 「防災を学ぼう」は、竪川中学校地区の地域体験活動として企画され、同地区の青少年育成委員および中和小学校、菊川小学校、竪川中学校のPTAらが実行委員となり準備した。当日は、本所消防署緑出張所や墨田区の防災課の職員も参加した。
 最初に、竪川中学校ボランティア部の部員3人が「竪川レスキュー」として人工呼吸や心臓マッサージを組み合わせた心肺蘇生(そせい)法とAEDの使用法を実演した。続いて多数の希望者から選ばれた子供たちが心臓マッサージを体験。夢中で人形の胸を押す子に「『どんぐりころころ』のリズムぐらいでいいんだよ」と消防署員がアドバイス。低学年の児童には竪川中の生徒が手を添えて一緒に行う姿も見られた。
 墨田区防災課の佐久間季道さんが用意した防災クイズは、正しい避難方法や防災用品について問うもので、「食糧を備えるのは何日分?」などの3択問題に子供らが大声で答えて盛り上がった(正解=3日分)。クイズが終わると二手に分かれて、一方は起震車体験、片方は東京消防庁監修DVD「Be Alive―生きる 首都直下マグニチュード7・3」を鑑賞した。起震車で震度7の揺れを体験した子は、「尻が痛い〜」と叫びながら必死で机の脚につかまっていた。
 子供たちの体験活動の間に、実行委員の女性らは50食分のアルファ米の専用セットを使った炊き出しを行った。水と米の入ったビニール袋をダンボールに入れ、箱の中の発熱剤に水をかけて反応させると、瞬く間に湯気が立ち、20分ほどで炊き込み飯が炊き上がった。ご飯は最後にお土産として配布された。今回、友人の眞野千夏さん(10)と参加した福田絵美さん(10)は「今日は心臓マッサージやAEDの使い方など誰かを助けるために役立つことを学べた」と感想を述べた。