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国内屈指の体操選手から〝バク転先生〟へ 新島卓矢さん

国内屈指の体操選手から〝バク転先生〟へ
新島卓矢さん(江戸川区中央)

「体操選手が教えるバク転が一番きれい」と話す新島さん。バク転は「いきなりポンとできたりもする」そうで、何かを達成したときの子供や親たちの笑顔が指導者としてのやり甲斐という

体操選手として培った経験を生かし、江戸川区を拠点にバク転などを指導する新島卓矢さん(30)は「体操競技パフォーマー」の肩書のもと舞台などにも出演中。NHK紅白歌合戦で「ゴールデンボンバー」メンバーのダルビッシュの影武者を演じた〝鉄棒大車輪男〟と言えば思い当たる人も多いはずだ。

5歳で体操を始め、小6の全国大会鉄棒で優勝。インターハイでは個人総合3位。足のけがに苦しんだ時期もあったが、大学卒業後はナショナルチーム入りを果たし、ユニバーシアード(28歳以下の世界大会)で団体優勝。そのときの日本代表メンバーには、北京五輪団体銀メダルの沖口誠や中瀬卓也もいた。

2010年のW杯ドイツ大会は鉄棒で3位と絶頂期を迎えるが、肘の負傷からリハビリを余儀なくされ、復帰後のロンドン五輪予選敗退を機に引退。その後はスポーツクラブで指導する傍ら、「サムライ・ロック・オーケストラ」の団員となり舞台で技を披露。クラブ退職後もテレビやCMの出演を重ね、舞台「ウルトラヒーローズ」では海外公演も経験した。

この教室では子供たちが初日からバク転に挑戦。少人数制で個性に沿った指導も特徴で、上級者には宙返りや連続技なども教える

一方、13年から公共施設を会場に「One on Oneバク転・アクロバット教室」を開校。16年9月にはスタジオ(同区中央4の20の13 電話5879・5067)を構え、区外3か所でも現在指導している。生徒は約250人で子供中心だが、成人対象の回もある。

バク転や体操の魅力を伝え、また華やかな舞台も楽しんでもらって「先生のようになる、と思ってくれる子がたくさんいたらうれしいな」と新島さんは爽やかな笑顔で話している。