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和船友の会が元気に漕ぎ初め 安全祈願に大漁旗などが花添え

 江東区を拠点に活動する「和船友の会」(氷見修三会長)が1月4日、横十間川親水公園で漕(こ)ぎ初めを実施。安全祈願ののち、和船7隻が最初の船出を楽しんだ。
 同会は「櫓(ろ)を漕いで操船する伝統的な和船に親しもう」と、元漁師や漁業会社の元従業員などが集まって1995年5月に結成。現在の会員は60余人で50~70歳代が中心だが、上は96歳、下は小学4年生と年齢層は幅広い。和船操船の伝統技術保存を目的に活動を続け、同公園内にある「海辺乗船場」(江東区海辺)を拠点に、一般客向けの乗船体験も年間を通じて行っている。
 4日は会員たちが同乗船場に午前8時に集合。同区が所有する7隻の和船を川の水で洗い清めたのち、船の舳(へ)=先端部分=に若松と紙製の御幣を飾り、船内には二段重ねの餅と塩、米を供えた。
 午前10時、紺地に「和」の文字を染め抜いた印ばんてんを羽織った会員たちが扇形に配列した和船前に並ぶと、氷見会長が清めのお神酒を船体に振りまき、今年の無事と会の繁栄を祈願。漁師で同会相談役(前会長)の三好壽雄さんが準備した大漁旗や、「城東相撲甚句会」3人による相撲甚句が花を添える中、安全祈願を終えた会員たちは、元気よく和船に乗り込み、生き生きとした表情で漕ぎ初めを楽しんだ。
 氷見会長は「今まで事故もけが人もなく良かったなと思います。小学生にも入会してもらい、若い人たちが興味を持ってくれるのは喜ばしいことです。今後も安全に気をつけて、会を運営していきたいと思います」と話していた。
 なお、同会による和船の乗船体験は冬季(12月~2月)は毎週日曜日、それ以外は毎週水曜日(祝日の場合は翌日)に実施。乗船所で直接申し込み(受付時間=午前10時~午後2時15分)。料金は無料で、所要時間は往復約20分。希望者は操船体験もできる。