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味覚や舞でむつと遭遇

 下北半島に位置する青森県むつ市の文化や特産品を紹介するイベント「むつとの遭遇」が5月19、20の両日、亀戸香取勝運商店街(江東区亀戸)で開かれた。
 同商店街には、青森物産ショップ「むつ下北」がある。店主は同市出身で「元気むつ市応援隊 応援プロデューサー」の河野崇章さん(同区大島)。6年ほど前にサラリーマンを辞めてから、「故郷のために役立ちたい」と考えて東京との橋渡しを続け、昨年3月に同商店街が「レトロ商店街」としてリニューアルした際にショップを出店した。河野さんの活動を通じて初めて開催されたこの日のイベントには、むつ市民約40人が集った。
 19日のオープニングセレモニーでは、山﨑孝明江東区長や宮下順一郎むつ市長もあいさつ。会場内のむつ市の特産品試食コーナーでは、ホタテの串焼きやイカ焼き、地酒、ワインなどが2日間にわたって振る舞われ、多くの区民が舌鼓を打った。
 一方、イベントの目玉となったのが、むつ市で毎年8月18~20日に開かれる田名部(たなぶ)神社の例大祭「田名部まつり」の再現。青森県の無形民俗文化財に指定されているその山車行事は、五つの組が山車の進行を取り仕切るが、その組の一つ「明盛組」(白戸哲也組頭)の14人が同商店街を訪れ、太鼓や鐘、笛などによる囃子(はやし)や、獅子が各商店を「門打(かどう)ち」して歩き、無病息災を祈る「権現舞」などを披露した。
 そのほか、山車の後ろに飾る見送り絵2枚の展示、むつ市の〝うまいもの〟が当たる抽選プレゼント、むつ市のキャラクター「ムチュラン」「ムチュリー」の写真撮影会なども行われ、会場内を巡って楽しんでいた宮下市長は「これからも江東区との親睦を深めていきたい」と笑顔。10月にも新たな交流イベントを計画中という。