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向島百花園創始者・佐原鞠塢生誕250年 「佐原家を継いで菊塢の開いた百花園の文化を今日に伝える」

 「茶亭さはら」の女主人・佐原洋子さんの講演会が10月14日、墨田区立緑図書館で開催されました。
 1762年誕生の佐原鞠塢(きくう)は、平蔵の名の時代に中村座で働き、7代目団十郎の幼少時代にともに遊んだこともあり、菅原道真公を敬い、多くの文人に愛顧を受けました。鞠塢が作った百花園の繁盛したことの意味、江戸、明治を語るとき、大正・昭和の天災、人災による被害で縮小もあり、現在は小さな庭園という感もありますが…。
 講演は、図書館の講演担当者・松島茂さんの質問形式で進み、洋子さんの上品で優雅な江戸情緒の残る雰囲気から、大震災や戦災があっても続いている文化の強さが伝わりました。
 明治の歴史、特に名人、俳人の足跡は、今後も代々、親子で継承されるだろうことは、当日来場されたご令息の滋元さんに託されている表情からうかがえます。
 江戸の遊び「投扇興(とうせんきょう)」など、うれしいイベントも開いてくれる百花園「茶亭さはら」に乞うご期待です。
 「茶亭さはら」の連絡先は、お成座敷売店電話03・3619・4997。
 なお、緑図書館では10月21日まで、生誕250年記念向島百花園資料展を開催中。

わがまちリポター 原島花華