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向島ゆかりの建物・人物選び 歴史散策案内板設置

 〝文人の愛した町″として知られる墨田区向島に、ゆかりの人物や建物の由来などを説明した「歴史散策案内板」が14か所に取り付けられ、3月31日に除幕式が行われた。
 案内板は、見番通り(同区向島2丁目)を中心に、牛島神社や三囲神社、言問橋などの建造物、佐多稲子、榎本武揚、吉川英治ら歴史的人物の旧居跡などの付近に設けた。観光面での地域活性化をめざす「向島町おこしの会」が主体となり、「東京都歴史的建造物等を活(い)かした観光まちづくり事業」の助成を受けて実現した。
 同事業の認定は2008年に都の歴史的建造物に選定された言問橋の周辺地域が対象となり、案内板の工費を都と区が各4割負担、残りの費用と設置場所の提供などに地元が協力した。同事業の先行事例としては10年に実施された柴又帝釈天参道の景観整備がある。
 31日は、荒天のため除幕の前に三囲神社の社務所内で「向島町おこしの会」の大熊博之会長が経緯を説明。祝辞を述べた山﨑昇区長は、向島5丁目の区営プール跡地を当面、観光バス用駐車場として利用することを明かし、移動する観光客が案内板に注目する機会となることに期待した。また、都産業労働局の横山英樹観光部長が「区内周遊の取り組みは、地域に住み地域を愛する皆様の成果として出てきたもので、都も応援したい」と語った。