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台湾素食でヘルシーダイエット

 JR錦糸町駅北口から亀戸方面へ線路沿いに3分ほど歩くと、ユニークなお店の看板が見えてくる。「It’s Vegetable!」。精進料理のお店「苓々(リンリン)菜館」である。
 店長の久保田浩一さん(60)は、8年前にオーナーで台湾出身の中山芳玲さん(52)と出会い、「台湾素食」(台湾精進料理)に魅せられた。当時、久保田さんは体重が105キロもあったが、菜食により半年で30キロも減り、以前とは見ちがえるほど健康になった。
 台湾素食とは、中国伝統の陰陽五行論に基づき、肉類をはじめ魚介類・卵・ネギ類・ニラ・ニンニク・化学調味料を一切使わない、ほぼ100%が野菜の料理である。お肉の代わりは、グルテンという大豆タンパクで調理されるが、例えば酢豚の豚肉など、見た目も食感も、本物そっくりで感心してしまう。また、チャーハンに入っている〝なんちゃって卵〟はターメリック入り豆腐であったり、〝魚もどき〟は湯葉であったりと、もどきの正体探しにも興味がわく。グルテンはレシピ付きで店内でも販売していて、調理法も気軽に教えてもらえる。
 ランチビュッフェは料理の重さで値段が決まり、自分の取った分を秤(はかり)にかけるのは、ちょっとしたスリルと遊び心があって面白い。
 久保田さんは「菜食はダイエット目的だけではなく、健康の維持・増進になり、エコにも役立ち、さらには子供たちの未来をも守る」と言う。ユーモアのある久保田さんのお話に耳を傾けながら、芳玲さんの美味(おい)しい料理を一度味わってみてはいかがでしょうか。

【苓々菜館】墨田区錦糸4の1の9、電話3625・1245。
▽ランチビュッフェは午前11時45分から午後2時まで(580円〜)
▽定休日=毎週月曜