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台湾の障害者らが鹿本学園を訪問

国際芸術文化交流展を台湾の障害者らが訪問

都立鹿本学園

 

 特別支援学校の都立鹿本学園(田村康二朗校長、江戸川区本一色)で、4月2日から16日まで「国際芸術文化交流展」が開かれ、初日の2日には台湾の出展団体関係者が同学園を訪問した。

 今回の交流展は、同学園が近隣の関連校も誘い、障害を持つ人たちでつくる台湾の表現活動団体「社団法人台湾画話協会」と合同で開いた。発案者は国立台北教育大特別支援教育センターの李淑玲教授で、同大で李さんと会った山崎直也帝京大准教授が、交流展の提案を持ち帰って両者の橋渡しをした。

美術を共通の話題に交流(鹿本学園の多目的ホールで)

美術を共通の話題に交流(鹿本学園の多目的ホールで)

 今回、来日に合わせて同学園を訪問したのは、同協会の会員とその保護者、支援ボランティアら35人。同学園では2日の午前中、歓迎セレモニーを体育館で開催し、生徒12人と保護者らが台湾からの来賓を迎えた。

 両者は互いに歌をプレゼントし合い、また同協会から同学園には、会員の少女が頭に筆を付けてさし絵を描いたというカレンダーや、会員が製作したかばんなどが贈られた。田村校長は「いっぱい笑顔を交わしてお友達になってください」とあいさつ。同協会理事長で李さんの夫の蔡啓海さんは、つえを両手に壇上に立つと「交流のチャンスをいただいてとても感謝しています」と語った。

 その後、一行はそろって展示を見学。廊下の壁面に額が並ぶ「ピクチャープロムナード」は、同学園と他の特別支援教育機関の児童・生徒の作品を常設するもので、今回の来賓を迎えるにあたって新たに設置、完成させたものだ。ここで作品を見ながらメーン会場の多目的ホールへ。ホールには、同学園とその関連校の絵画や造形作品に加え、同協会の絵画作品25点が飾られた。同協会員たちは自身の作品を見つけて並んで写真を撮ったり、他の人々の作品に見入ったりしていた。

 そのほか同学園の習字や折り紙作品も見学したあとは、体育館に戻って茶話会に参加し、数人ごとに机を囲んで親睦を深めた。同学園のマスコット「しかちゃん」「もとちゃん」も登場し、最後は全員で記念撮影。田村校長は「台湾の方々には、日本の作品を熱心に見ていただいた。こういう機会で子供たちの作品に光があたるのはうれしいこと」と、貴重な交流機会を喜んでいた。