top

危ない場所や道はどこ?日本初「子ども防犯大学」

 日本で初めての試みで、子供たちに、大学教授が大学内の教室で防犯を講義する「子ども防犯大学」の入学式が、8月27日、芝浦工業大学(同区豊洲)で行われた。主催=深川警察署、深川防犯協会、深川母の会。共催=芝浦工業大学。後援=東京都、江東区。
 高齢化社会の中、防犯ボランティアも高齢化し、20代のボランティアは全国で1パーセントほどしかいないという。ならば小学生に大学の先生たちから直に防犯を学んでもらい、地域に密着した防犯活動や将来の防犯ボランティアメンバーに、との期待も込めて開校された。講義は8月27日から10月8日まで全5回あり、3回以上の出席で卒業証書が授与される。「入学」したのは同区立の豊洲小、豊洲北小、深川小、平久小、東陽小、枝川小、川南小、明治小、南陽小、八名川小、元加賀小、数矢小、東川小の13校の3年生から6年生までの66人。
 大講堂で行われた入学式では上原照也深川警察署長や山崎江東区長のあいさつの後、生徒を代表して平久小6年の桜井由樹さん(江東区木場)が答辞を述べた。休憩後、教室に移動し、保護者も自由参加で1回目の講義が行われた。講師は犯罪社会学者で日本テレビ「世界一受けたい授業」にも出演している小宮信夫先生(立正大学教授)。「犯罪に合わないためにはどうすればいいか?」をテーマに、「危ない場所は『入りやすく』『見えにくい』」という2つのキーワードをクイズ形式で分かりやすく面白く解説。初めは緊張していた児童たちもリラックスし、笑い声を上げたり積極的に手を上げて答えたりして内容を吸収していった。川南小5年の小川純佳さん(江東区南砂)は「面白かった。自分たちの身の回りのどういう場所が危険なのか分かった」と充実した表情だった。
 講義終了後は学習成果をさっそく生かし、深川警察署員とともに数班に分かれ、大学周辺の「地域安全マップ」作りを行った。