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区内全町を網羅し「こうとうのまち100景」 「きかんし」が区民まつりでミニ展

 「印刷会社としてできること、地域に根ざしたことをしたいと考えました」と話すのは、港区西新橋から江東区辰巳に本社を移転して来年で10年を迎える「株式会社きかんし」の夏目安男取締役。新規開発室長として一昨年、約10人のスタッフとともに「こうとう夢プロジェクト」を立ち上げ、地域活性化を念頭に置いた絵葉書(えはがき)「こうとうのまち100景」を今年6月に完成させた。10月20、21日の江東区民まつりでは、この絵葉書を販売しながら「こうとうミニ100景展」を開く。
 柔らかい印象の100枚の水彩画からなるこの絵葉書は、江東区在住の画家・吉村勲二さんが絵を担当。神社仏閣や名所旧跡にこだわらず、橋や運河、公園、店舗など現代の身近な風景をとらえており、区内全ての町を網羅しているのが特徴。現在、「深川東京モダン館」(門前仲町)、「深川いっぷく」(白河)など区内8か所で販売中だ。夏目さんによると、100枚の絵を毎日入れ替えて家に飾っている人や、カメラを手に描かれた100か所の踏破を楽しんでいる人もいるそうで、「いろんな使い方があるんだなと思っています」。
 絵葉書は1枚105円だが、12枚セットだと1050円。現在は、この絵葉書の絵柄を使った「オリジナル一筆箋」(6景×4枚で一組24枚入り350円)や、季節感のある絵柄を抜粋したカレンダー(卓上型700円、壁掛け型1000円)なども発売中。さらに、この絵柄を使った名刺作成などのオーダーにも応えている。
 20、21日の江東区民まつり(中央まつり)は都立木場公園を会場に開催され、同プロジェクトとしては昨年に続く2度目の出店になる。「売るのも大事ですが、利益事業ではないので、地域の方々とつながりを持つことが大切。ミニ100景展を見て楽しんでほしい」と夏目さん。いずれは地元で原画展が開きたい、との希望もあり、ミニ展を見た人たちが「私の町はここだよとか、ここは行ったことがあるとか、話題にしてもらえれば」と笑顔で話している。
 商品はインターネット上でも発売中。問い合わせは同社電話5534・1139。