top

先に泣いたが勝ち 赤ちゃん114人の「泣き相撲」

 台東区浅草の浅草寺本堂裏広場「暫(しばらく)」像前で4月29日、「泣き相撲」(浅草観光連盟主催)が行われ、昨年生まれた114人の赤ちゃんが威勢の良い泣き声を競い合った。
 「丈夫で健康な子供に育ってほしい」との親の願いを込めて、歌舞伎の演目「暫」のヒーロー鎌倉権五郎が、前髪姿の豪快で力強い子供であることから、毎年、「暫」像前に舞台土俵を作って泣き相撲を奉納している。1991年に、「暫」像の復元5周年を記念して初めて開催され、今年で23回目。
 勝負は、呼び出しに名前を呼ばれた親が、舞台の両脇からそれぞれ進み出て、まわし姿の日本大学相撲部員が務める「組ませ役」に赤ちゃんを手渡す。双方の組ませ役は、赤ちゃんを見合わせ、行司の「はっけよい、のこった」の合図で泣き比べを開始。
 先に泣くか、後から泣いても10秒以内に泣けば、泣き声の大きいほうが勝ち。組ませ役は、何とか先に泣かせようと、にらんだり、高く持ち上げたりと汗だくの奮闘ぶり。そのしぐさに、泣くどころか笑い出す赤ちゃんや、眠ったままの子もいるなどさまざま。この日は、約2500人の観衆が訪れ、会場は爆笑の渦に包まれた。