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会津地方の物産店が葛飾に

 福島県湯川村(ゆがわむら)と同県会津坂下町(あいづばんげまち)の物産を販売するアンテナショップが2月22日、葛飾区東金町に開店。常設としては都内唯一のもので、開店とともに行列ができるほどのにぎわいを見せた。
 2009年12月、葛飾柴又寅さん記念館で葛飾区伝統産業職人会フェアと湯川村物産展が同時開催されたことが両者の交流の発端。以後、同区産業フェアへ湯川村が出展したり、また同職人会が研修旅行で湯川村を訪れたりと交流が進み、12年には同区と湯川村の間で災害時の相互応援協定を締結。昨年の産業フェアには、湯川村の隣町の会津坂下町も出展し、交流の輪が広がった。
 両町村は現在「人の駅・川の駅・道の駅」を地元に開設するべく協議会を立ち上げており、その会合のなかで、原発事故以後続く風評被害対策の一環として、都内に常設の販売施設を設置する構想が挙がった。その相談を受けた同区が仲介し、金町地区商店会連合会がショップの運営を受託。「金町一番街通り」の「ヤマダ薬局」隣に開設される運びとなった。
 オープニングセレモニーには大塚節雄湯川村長、齋藤文英会津坂下町長、秋吉憲夫金町地区商店会連合会長らが出席。鏡開きで会津の清酒「曙」が来店客に振る舞われたほか、商品購入者先着200人に湯川産コシヒカリをプレゼント。店内には主力の米を始め、ホウレンソウ、ホワイトアスパラ、リンゴなど新鮮な野菜や果物、オリジナル加工食品の餅やみそ、ジャムなどがにぎやかに並んだ。そのほか、県立会津農林高校の生徒が育てた100円の野菜直売コーナー、玄米販売コーナーなどもあり、他店にはない魅力的なラインナップだ。
 金町地区商店会連合会の秋吉会長は「風評被害がなくなって、商品が売れるように願っています」と同ショップを応援。湯川村の大塚村長は、両町村のコシヒカリは「うまみ、甘みが高く自慢できる米」とアピールするとともに「今後ここをキーステーションにして人的交流し、消費者と生産者のお互いの理解を深めたい」とも。東京と両町村は車で4時間ほどだが、例えば農村に葛飾の子供たちが宿泊体験する「グリーンツーリズム」のようなイベントを今後検討したいと意欲を見せていた。
 同ショップは同区東金町1の18の10TEL5876・5802。午前11時~午後6時。水・日曜定休。