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今年の「葛飾区産業フェア」ポスター制作は17歳の女子高生

 10月14日から「第27回葛飾区産業フェア」が幕開けするが、今年のポスターやチラシをデザインしたのは、17歳の高校生・井上祐里奈さん。パッと明るい色彩もセンスの良さを感じさせる秀作だ。
 都立葛飾総合高校(三田清一校長、生徒705人、同区南水元)に通う井上さんは、美大のデザイン学科への進学を目指す3年生。「幼稚園のころから絵が好きで、褒められるとうれしくて、もっと上手になろうと思っていました」。小学生のころにはすでにポスターコンクールでの受賞歴もある実力派だが、実は中学・高校とも美術部ではなく、バレーボール部に席を置いていたそうで、自身の進路について「絵とスポーツで迷っていた」時期もあったという。
 美術分野への進学を決めた動機は、産業フェアポスターと、文化祭「葛希祭」のパンフレット(2、3年)の3つの制作を経験して、デザインへの関心が高まったことから。パンフレットは2年のときの出来が納得できず「もっと頑張ってみようかなと思って」今年も制作を引き受けた。一方、ポスターは、同校の地域講師としてかかわりを持つ高田紙器製作所(同区堀切)の高田照和社長の元に度々顔を出して、デザインソフトの使い方のアドバイスなどを受けながら制作を続けた。
 ポスターは絵の部分だけでなく、菖蒲(しょうぶ)の花をあしらった「葛力」のロゴデザインや文章の配置、レイアウトも含めて井上さんが制作。人物や細かな装飾の絵柄をクレヨンで書いた後パソコンに取り込んで、パソコンソフト「イラストレーター」で配置を整えたり、ラインを描くなどして完成させた。クレヨンの使用は「手描き風に温かく描けたらいいな」と考えたためで「丁寧に描くのではなくて、子供がガーっと勢いで書いた感じ」との狙い通り、そのラフさが魅力の楽しい絵に仕上がった。
 「効率が悪く時間がかかった」反省点はあるが「イラストレーターが使えるようになったことが自分のなかでは成長」と、今回の経験を自己評価している井上さん。14日には同フェアのオープニングセレモニーで感謝状の贈呈も受けるそうだ。
 産業フェアは「テクノプラザかつしか」及び隣接する「都城東地域中小企業振興センター」(ともに同区青戸)で開催。10月14日〜16日が「工業・商業・観光展」、21日〜23日が「農業・伝統産業展」。午前10時〜午後5時(日曜は午後4時まで)。