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ホテルコンシェルジュを案内するツアー

上野・谷中で

ホテルの案内役を案内するツアーを開催

風鈴絵付け3

風鈴の絵付け。丸形の風鈴の中に筆を入れ内側から絵を描くのは意外と難しい

台東区が、外国人観光客の依頼に対応する機会の多いホテルコンシェルジュや観光案内所の職員向けに、日本文化を体験できる場所や区内のモスクなどを案内するツアーを7月13日に行った。

今回実施した「上野・谷中コース」は6月の「浅草コース」に続いて2回目。同区観光課によると「外国人旅行者の興味が〝モノへの消費〟から〝コトへの消費〟に移るなかで、コンシェルジュの方に自ら体験し、台東区の観光情報の発信につなげてもらいたい」というねらいがある。

ツアーでは、最初に江戸風鈴の工房を訪れ、職人の篠原正義さんが講師になって風鈴の絵付け体験が行われた。金魚やとんぼ、花火など、篠原さんの熟練の筆使いをプロジェクター越しに見てから筆を取った参加者たちは、風鈴の内側に描く難しさを実感しつつ各自オリジナルの作品を仕上げた。

イスラムの教義にのっとって食べることが許された「ハラール」対応の「焼肉ぱんが」では、店長の佐藤弘昭さんが和牛焼き肉でハラール認証を受けるまでの苦労を語った。〝上野・御徒町モスク〟として知られる「アッサラームマスジド」(同区台東)を一行が訪問した時は一般社団法人ジャパン・ハラール・ファンデーション代表理事のモハメッド・ナズィールさんが出迎え、イスラムの教義や考え方を説明した。

この日は、東京、神奈川、千葉、茨城などで外国人観光客の宿泊が多いホテルを対象に、各施設に勤務するコンシェルジュなど35人が参加した。シェラトン都ホテル東京(港区白金台)に17年勤務し、コンシェルジュになって7年という深沢泰子さんは「上野・浅草は短い期間に様子が変わるので自分でも休みの日にチェックに来ているが、外から見るだけでは分からない情報を教えてもらえて参考になった」と話していた。