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ビーチフラッグス 和田賢一さん(江戸川区北葛西)

出会ったビーチフラッグスで世界一めざす

和田賢一さん(江戸川区北葛西)

 

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国内大会での連覇を果たした和田さんの次の目標は3月にオーストラリアで行われる全豪選手権で優勝することだ。過去最高の順位は2位で、5回目の挑戦となる

ライフセーバーが要救助者のもとへ少しでも早く駆けつける目的から生まれた「ビーチフラッグス」。この競技で世界一をめざす和田賢一さん(29)は、昨年10月の全日本ライフセービング選手権大会(会場・神奈川県藤沢市、片瀬西浜海岸)で3連覇を果たした。

ビーチフラッグスは、砂に差した短いゴムチューブやホースの「フラッグ」(バトン)を号令と同時に20㍍先から走って奪い合うスポーツだ。フラッグの数は選手の人数より一つ少ないため、つかめなかった選手がレースから外れ、最後の一人になるまで行われる。

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全日本ライフセービング選手権大会で競技に臨む和田さん

和田さんは大学4年でこの競技を始めた。そこに至るまでには紆余曲折があったという。少年時代は野球が得意でプロをめざしていたが、高校生の時にイップスになり、続けることが困難になった。

大学生になって野球に代わるスポーツを探しテニスやサーフィン、ダブルダッチなどを始め、全てに全力で挑戦したが望む結果は得られなかった。在学中は就職も視野に入れてスポーツトレーナーの資格取得にも励んでいたが、参加した心肺蘇生法講習会の主催者がライフセービング協会だったことは、現在につながる転機となった。

頂点をめざすという競技人生の滑走路に立つまでに長い道のりを経た和田さん。「うまくいかないことに直面しても角度を変えて挑戦を続けてほしい。その先に出会えるものがある」ことを、スポーツをする子供たちに伝えたいという。