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パラ・パワーリフティング 三浦浩さん(墨田区八広)

パワーリフティングでパラリンピック5位入賞

三浦浩さん(墨田区八広)

 

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10月2日に錦糸公演で開かれた「すみだまつり」のなかで、パラスポーツ体験イベントに出演する三浦さん。翌3日には墨田区民スポーツ栄誉章特別賞の表彰を受けた

上半身の筋肉だけで100㌔超のバーベルを持ち上げるパラ・パワーリフティング。「生まれも育ちも墨田区」という三浦浩さん(52)が、リオデジャネイロパラリンピックの男子パワーリフティング49㌔級で5位に入賞し、同競技での歴代日本選手の最高順位を更新した。

パラリンピックの正式競技となっているパワーリフティングは、下肢障害のある選手がベンチプレスでルールに従って押し上げたバーベルの重量を競う競技だ。同種目が東京パラリンピックに採用された1964年生まれの三浦さんは、仕事中の事故による脊髄損傷で2002年から車椅子で生活する。パワーリフティングとの出会いは2004年。アテネ大会日本代表になった宇城元(うじろはじめ)選手の紹介記事で競技の存在を知り、「追い越したい」という思いで始めた。

昨年7月のIPCアジアパワーリフティングアジアオープン選手権大会で試技の前に体を台に固定して準備する三浦さん。同大会では4位になった

昨年7月のIPCアジアパワーリフティングアジアオープン選手権大会で試技の前に体を台に固定して準備する三浦さん。同大会では4位になった

今回の出場は、ドーピング問題によるロシア選手の欠場で2週間前に決定したが、ちょうど8月下旬の国内大会に出場する予定で「体の準備ができていた」という。周囲がノーマークで臨んだ試合は、126㌔の試技に成功。例年以上に判定が厳しく記録を伸ばそうと挑むライバルたちが失敗するなか、ロンドン大会(9位)をしのぐ好結果を残した。

パラ・パワーリフティング界では最高齢クラスの三浦さんだが、「50代、60代でもトレーニングで筋肉をつけて記録を伸ばせることを証明したい」と語る。4年後の東京はもちろん26年に名古屋市で開かれるアジアパラ競技大会まで現役を貫く姿勢で挑戦を続けるという。