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タイムカプセルを発掘 鹿本小

40年の歳月を経て

タイムカプセルを発掘

鹿本小(江戸川・松本)

 

 江戸川区立鹿本小学校(松木恭子校長、同区松本)で5月10日、40年前に埋めたタイムカプセルの発掘式が行われ、当時の6年生約30人や現児童らが出席した。

手づくりの箱型タイムカプセル開封の瞬間(江戸川区立鹿本小学校の正門前)

手づくりの箱型タイムカプセル開封の瞬間(江戸川区立鹿本小学校の正門前)

  このカプセルは、同校創立60周年に合わせ、主に当時の6年生たちがそれぞれの〝思い〟を詰めて埋設したもの。今年11月10日の100周年記念式典を前に掘り起こすことになり、発掘式の参加呼びかけも「開校100周年を祝う会」の眞利子隆会長、渡邉浩太郎実行委員長(同校PTA会長)らが担った。

    一方、40年前にこの埋設に携わった60周年記念事業の実行委員長・生越兼吉(おおせかねきち)さん(75)は、「使命を果たせたのでは」と肩の荷を降ろした様子。当時6年だった次男の生越進さん(52)(90周年時のPTA会長)と同級生の大滝裕司さんらも発掘式に協力し、名簿の住所を現住所と照らし合わせて住まいを訪ね歩いた結果、当時の6年生83人中65人に案内を届けることができた。

    発掘式では、兼吉さんによる清めの儀式に続いて「1975→2015へ」と刻まれたコンクリート製の蓋を取り除くと、中から箱型のタイムカプセルが姿を現した。樹脂製の重い箱の側面をノコギリで切り始めたものの思うように進まず、周囲からは「40年の重みだね」との声も。約10分で蓋が外れると喜びの声が起こった。

    中身は、6年生たちの寄せ書き、当時の教科書や新聞、アルバムなど。カラー写真は真っ赤に変色しており、年月を感じた出席者たちから笑顔がこぼれる。わら半紙の学校新聞が当時の様子を伝えている。兼吉さんは「子供たちがこんなに集まってくれて本当にうれしい。何よりです」と感慨深げだった。

   同校ではこの日の様子をスライドにまとめ、6月の全校集会で公開する予定。また中身は正面玄関に展示し、「60周年の思いを100周年につなげたい」と眞利子会長。欠席者や所在不明の18人にも見てもらう機会があることを願っている。