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シニア団体「葛飾アクティブ.com」 創立10周年祝い地域の人と交流

 葛飾区のシニア団体「NPO法人葛飾アクティブ.com(KAC)」が創立10周年を迎え、11月24日、テクノプラザかつしか(葛飾区青戸)で記念イベント「世代をつなぐシニアの絆・チャリティー交流会」を開いた。
 KACは、サークル活動などを通じて、シニアが経験や技能、知識、趣味を社会に役立て、「健康で、生涯現役で過ごすこと」などを趣旨に活動。2002年に区主催の「シニアのための社会参加セミナー」に参加した21人が「男性料理教室」など5サークルを作ってスタートし、現在は259人、13サークルを数える。
 ほかにも、地域の話題や歴史を紹介するミニコミ誌「かつしかまちナビ」の発行やシニアフォーラムの開催、水元憩い交流館など区施設の運営管理も行い、「シニア活(い)き活き教室」事業のひとつ「賭けない・飲まない・吸わない」のルールの下に楽しむ「健康麻雀(マージャン)」は、年間延べ1万人の参加者があった。
 この日は、「布ぞうり作り」や「ちぎり絵」「健康フラ」「竹とんぼ作り」「健康ダーツ」など、各サークルが体験コーナーを開き、地域の人たちと交流した。
 「土つくり」サークルは、家庭の生ゴミを利用した堆肥の作り方とともに小松菜の苗を配布、無農薬発芽玄米の作り方と味見のデモンストレーションも行い、来場者が熱心に質問する姿も見られた。
 また、区内13か所の障害者施設が共同で運営する自主生産販売所によるパンやおにぎりの販売、東日本大震災の復興支援として、交流のある宮城県石巻市の地場産品の販売なども行われた。
 祖母の豊島陽子さん(70)と訪れた妃奈乃ちゃん(9)は、体験コーナーでクリスマスリースを作り、「楽しかった。おばあちゃんに教えてもらったから難しくなかった」と笑顔を見せていた。
 午後からは大ホールで、柴又を舞台にした映画「男はつらいよ」(全48作品)の第1作を上映。この作品のマドンナ役・女優の光本幸子さん、俳優の佐藤蛾次郎さん、娯楽映画評論家の佐藤利明さんによるトークショーも開かれ、撮影秘話などユーモアたっぷりの語りで会場を沸かせた。
 参加した青木克徳区長は、KACの活動の力は大きいと話し、「いろいろな取り組みが、これからの高齢化社会、地域社会を元気にする。皆さんにも元気にいろいろなことを楽しんでもらいたい」とシニアを中心とした約300人の観客を前に祝辞を述べた。
 あいさつしたKACの飛田健一代表理事は、「新たな出発という意味も含め、支援してくれた地域の皆さんへの恩返しも込めたイベント」と話し、「『年をとったんだからって引っ込んじゃいけない、なんかやろう!』と始めて10年。大所帯になり、新しく入った人たちの力をどう結集してゆくかが課題。絆を深めて、元気な生涯現役のシニアでと思っています」と語った。