top

キモチ悪い?面白い?不思議なパフォーマンス集団が江戸博の「ザ・タワー展」をPR中

 えっ、この人たち何者〜!?
 頭につけた大きなオブジェ、「戦隊もの」を思わせるテーマソング、緩急の曖昧な踊りは一度見たら容易に忘れられない。ちょっと奇妙で不思議な存在感を醸し出すこのパフォーマンス集団は、江戸東京博物館(墨田区横網)で今月21日から5月6日まで開催する企画展「ザ・タワー〜都市と塔のものがたり」を広報宣伝する「えどはくタワーズ」だ。
 「ザ・タワー」展は、19世紀末から20世紀にかけて塔を建てる経験をした3つの都市(パリ、東京、大阪)を中心に、様々な資料から塔と人々の関わり方について紹介するものだ。「かつて高い塔が建っていく時、人々が塔とどう付き合ってきたのか、当時の“記憶”に着目した企画です。5年近く前に墨田区に世界一高い電波塔が建つ、というニュースを聞いた時から構想が始まりました」と、企画担当者の岩城紀子学芸員は言う。
 そんな“タワー”の存在意義に正面から取り組んだ展示内容と、脱力感に満ちた「えどはくタワーズ」は対照的だ。岩城さんによると、彼らは自由な身体表現を重視した「コンテンポラリーダンス」の踊り手で、東京タワー、エッフェル塔、通天閣、凌雲(りょううん)閣(浅草に大正12年の関東大震災まで建っていた12階建ての展望塔)をモチーフにした“カブリモノ”を装着して博物館の内外で宣伝活動する。2011年9月23日に日本科学未来館(江東区青海)で開かれた「メイキング・オブ・東京スカイツリー」展から「ザ・タワー展」の引継式で初登場、後日、「バベルくん」がメンバーに加わった。
 とにかく目をひく頭だが、これはカブリモノアーティストのニシハラ☆ノリオさんの制作によるものだ。ニシハラさんは、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」でビートたけしさんが頭につけた装置や、明石家さんまさんの小道具など、テレビ制作現場でも活躍、今回の仕事ではこれまで実物を見たことのなかったエッフェル塔を確認しにパリを訪れたという。その結果、他の3種類の塔は「街中の風景で足元が見えない」ため半分から上を模しているが、「どこからでも全身がきれいに見えた」エッフェル塔だけは全体をかたどった。材質はウレタン製で、700グラムから1キログラム程度、最も大きい「エッフェル塔さん」の高さは120センチある。
 「えどはくタワーズ」は、会期終了まで土・日曜、祝日を中心に1日3回登場する(詳細は公式ホームページで告知)。“愛されキャラ”とは異なる路線を貫き絶賛活躍中。

 東京スカイツリー完成記念特別展「ザ・タワー〜都市と塔のものがたり」は、2月21日から5月6日まで、午前9時30分から午後5時30分。月曜休館(4月30日は開館)。一般1300円、大学生・専門学校生1040円、中高生、65歳以上650円。詳細は江戸東京博物館電話3626・9974。