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アンドロイドの先生が授業

アンドロイドの先生が授業 葛飾・中之台小

ちょっと怖かったけど、とても分かりやすかった

アンドロイドの〝先生〟に興味津々の子供たち

アンドロイドの〝先生〟に興味津々の子供たち

 

 姿が人間に酷似したアンドロイド・ロボットによる理科の授業が11月8日、葛飾区亀有の同区立中之台小学校で行われた。学校公開日に実施されたこの授業は子供のみならず大人たちの関心も集め、理科室には保護者や地域住民らの姿も多く見られた。

 この女性型アンドロイド・ロボットは、電気通信大と東京理科大が共同開発したもので、名前は「SAYA(さや)」。平静な表情のほか驚きや恐怖、悲しみ、怒り、嫌悪、幸福の6つの表情を作ることができる。別室にいる人間が教室の様子を踏まえて操作できるしくみのため、児童とのコミュニケーションもスムーズだ。

 この日の授業内容は5年生の理科の「てこのはたらき」。これを受けた5年生28人は、はじめはアンドロイドの動きや表情に驚いていたが、次第に慣れてくると〝先生〟の話す内容に集中して耳を傾けていた。また〝先生〟に指名された児童は、なぜ自分の名前が分かるのか不思議に感じた様子。授業を受けた伊辺海斗君は「はじめちょっと怖かったけど、とても分かりやすい授業だった。また授業を受けてみたい」と話していた。

 開発者の1人、電通大の橋本卓弥助教授(知能機械工学専攻)は、10年来アンドロイド・ロボットを研究しているとのことだが、今回の目的のひとつは、人間の特徴的な行為でもある「教育」を、ロボットで実現できるかを調査することと説明。また、「最先端技術であるロボットと触れ合うことにより、小学生の理科離れが解消しないだろうかということを調べたい」と話し、科学に興味を持つ子供たちの育成につながればとの期待もにじませていた。