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アボカド 10年後の結実 江東区大島の和菓子店の店先

 江東区大島の和菓子店「梅の家」の店先で育っているアボカドが、今年は盛大に花を咲かせ、その後さらに直径1センチほどの小さな実をつけた。アボカドが都内の路地植えで結実するのは珍しいとされ、「梅の家」の勝孝子さんは驚きつつも、その成長を楽しみに見守っている。
 「梅の家」の周囲には計7本のアボカドの木があるが、これらは勝さんが以前食べた実の中の種を何気なくまいたところ育ったもの。今回結実した木は特に立派に成長した1本で、種をまいたのは10年ほど前。
 この木は3年前から黄色い花を咲かせていたが、特に今年は5月末ぐらいから6月中旬まで、今まで以上に花が多く咲き、勝さんは驚きながらもうれしく感じていたという。道行く人にも見慣れない見事な花を見て「これ何?って聞く人がいっぱいいました」。
 そんななか、小さな実がなっているのを6月10日ごろ見つけた勝さんは、初めての出来事に大喜び。来店客に指さして教えたりしながら、その様子を日々観察するようになった。
 ただ、20個ほどあった実は、6月の季節外れの台風4号による強風の影響で、19~20日の間に「いっぱいポコポコ落ちちゃって。かわいそうでした」。台風の日も傘を差して見ていたほど気にとめていた勝さんは、それでもいくつか実が残ったことに感謝し、その後も成長を見守り続けている。
 店のお客さんたちからは「大きくなるといいね」「大きくなったらちょうだい」と言われているそうで、「ぜひみんなに分けてあげたい」と勝さん。野鳥による被害も考えられ、このまま大きな実に成長するかは不明だが、「せめて卵ぐらいになってくれれば」と勝さんはその収穫を夢見ている。