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“やる気のスイッチ・オン”を待てる親に

 6月19日、江戸川区総合文化センターで同区の幼・小・中PTAを対象とした講演会「親力(おやりょく)で決まる子どもの将来」が行われた。講師は『親力で決まる!』などの著書やメルマガ「親力で決まる子どもの将来」で知られる親野智可等(おやのちから)先生。
 講演会では次のようなことが語られた。 「子供を叱らない親が増えている」と言われるが、実のところ子供たちは毎日本当によく叱られている。親は子供のためを思い、早いうちにしつけた方がいいだろうと考えて叱るのだが、小さい時に始めたほうが上達する習い事などとは違って、苦手なことを直すというのは大人になってからの方がうまくいくという。
 親から否定的な言い方をされていると、出来るはずのことも出来なくなってしまう。「自分には出来る」という自信やイメージを持つことで人生が出来上がっていくのであり、私たち大人もその結果である。子供時代を安心して過ごすことで自己を肯定できるようになり、将来“やる気のスイッチ”を押す力となる。「親対子」は「人間対人間」。子供に対して「こうしてやろう」などとは僭越(せんえつ)なこと。本人が“やる気のスイッチ”を押すのを待てる親でありたい。 
 イライラしたら否定的な言葉を言わないようその場から離れる、目をつぶるなどの工夫も必要だ。叱らずに「共感」する方が子供は納得する。親の役目は子供を完成品にすることではなく、自分で伸びて行けるよう環境を整えることだ。 
 先生曰(いわ)く「子供たちをよくみてください。あれほど美しい人たちはいません。いつも全力投球。なんの計らいもなく、全てをさらけ出す。だから直らない。だからかわいい! 今は世をしのぶ仮の姿。でもいつかイモムシもアゲハチョウになる。もっと気持ちを楽に!」 
 大器は晩成する。長い目で子供を見てみよう。

親野さんのホームページ
http://www.oyaryoku.jp/