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やっていました「東京シャルソン」

tokyo_cialthon-katsushika06-22月22日 東京マラソンと同じ日に

やっていました「東京シャルソン」

    約3万6千人が参加して東京マラソンが盛大に開催された2月22日、葛飾区など3か所を拠点に「東京シャルソン」が行われ、約90人が参加した。規模では東京マラソンに到底かなわない「東京シャルソン」だが、その楽しさでは負けていない。

    「シャルソン」は「ソーシャル」と「マラソン」を合わせた造語。距離もタイムも競わない新時代の〝マラソン〟だ。「パーティーするようにマラソンしよう」を合言葉に、2年前の東京マラソン開催日に世田谷区経堂の有志が開催したのが発端だ。現在はこの日に限定せず各地で開かれ、葛飾区内では「葛飾シャルソン実行委員会」(廣中靖久実行委員長)が昨年5月、10月に開催。今回は経堂の〝本家〟の誘いを受けて、世田谷の2拠点に葛飾を加えた3拠点で「東京シャルソン」の名で開催された。

   「シャルソン」のルールは、指定の受付からスタートし、指定の時間・場所にゴールすることぐらいでごくシンプル。葛飾では亀有をスタート・ゴール地点としたが、例えば亀有を出発して経堂でゴールすることもできる。途中の飲食や休憩のみならず、移動手段も走りに限らず徒歩、自転車、鉄道などなんでも可。参加者はフェイスブックなどのソーシャルメディア(SNS)で体験を文字や写真で随時発信。それを共有しながら移動して街の魅力を再発見し、人と人がつながることが醍醐味(だいごみ)だ。ゴール後の宴会で体験を発表しあい、「最も楽しい体験をした人」が優勝者となる。

 給水ポイントならぬ「給〇ポイント」が街中に設置される。ここでは、参加者が立ち寄ると飲食や体験、スマートフォンの充電など店独自のサービスが受けられる。葛飾には12か所が設置された。その1か所となって、同区白鳥で米国生まれの「ワンストロークペイント」を実演した堀内治彦さんは「当日は11人の方がいらっしゃいました」とうれしそう。

 午前10時のスタートから午後6時のゴールまで、それぞれの時間を過ごした参加者たち。葛飾ゴールの優勝者は同区青戸在住の男性で、世田谷から葛飾まで走ったのち区内を巡り、買ったケーキを自宅の妻に渡してから宴会に参加した。2位は仕事で途中タレント犬の撮影に立ち会ったりした男性、3位は亀有の銭湯でくつろいでから濡れ髪で宴会に参加した女性だった。

 同会の野村美穂さんは「シャルソンは1か所でぐだぐだしてもいい。楽しかったら居座るのもあり」とその力みのなさも魅力と語る。同じく大木一弘さんは、参加者同士の出会いが大きなポイントで、「街発見イベントとしても面白いので、多くの方に知っていただきたい」という。同会では10月にも葛飾単独の「シャルソン」を開催する予定だ。