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だれもがどこでもラジオ体操を

 葛飾区健康づくり推進員(二十七人)の有志五人が、一人でも多くの区民が健康なまま長生きできるようにと、ラジオ体操の普及に取り組んでいる。

 代表格の霜田実さん(64)(同区東堀切三丁目)は、同区が一九九八年に同推進員制度を創設した当初から、ラジオ体操を一年を通じて継続的に行っている集まりが同区内にどのくらいあるのか調査を始めた。すると、二十会場で実施されているが、地域的に偏りがあることが判明。だれもが身近な場所で参加できるように、会場の確保と指導者の育成が必要と考えた。

 霜田さんは早速、自宅近くの同区立上千葉砂原公園(同区西亀有一丁目)や同区立白鷺公園(同区小菅四丁目)などを早朝に一人で訪れ、黙々とラジオ体操を行った。しばらくすると少しずつ一緒に体操する人が現れ、五人から十人、五十人と同好者の輪が広がっていった。それまで見ず知らずだった人たちが、体操を通じて友達になり、毎朝会話を楽しむ様子も見られるようになった。自宅に引きこもりがちだった人が会場に足を運ぶようになり、身体的回復はもちろん、精神的にも張りができてはつらつとした表情になる例もあるという。

 こうして会場は徐々に増え、いまでは二十七か所になった。霜田さんたちは今後も活動を広げ、同区から“ラジオ体操空白地”を無くしていきたい考えだ。