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すみだ北斎美術館オープン

すみだ北斎美術館オープン

 

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二葉小のお囃子

墨田区亀沢に建設された「すみだ北斎美術館」が11月22日に開館した。

墨田区が1989年に葛飾北斎を顕彰する施設として構想を打ち出した美術館は、27年経過して開館を迎えた。建設にあたっては入札不調や遺構とは異なる地中の残存物が見つかり土壌汚染対策などで着工が大幅に遅れるなど不測の事態に見舞われたり、財政面で負担になる新施設の建設に厳しい声も多かった。しかし、2014年から始めた寄付キャンペーンではふるさと納税も活用して今年10月までに目標額の5億円が集まった。

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テープカット(左から霜鳥忠男亀沢二丁目町会長、白石達大林組社長、妹島和世さん、ダニエル・モースさん、山本区長、宮内名誉館長、坂下修区議、加納進区議、久保孝之墨田区文化振興財団理事長、菊田寛館長)

開館当日は、午前4時すぎから〝一番乗り〟を目指して並ぶ人が現れた。6時頃から列の2番目に並んだ大学生の澤田明宏さん(墨田区石原)は、江戸文化に関する授業でレポート課題の作成に役立てたいと開館初日に来場したという。「観光面では台東区の方が上なので、これをきっかけに(墨田を)ピーアールできればいい」と話していた。

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展示室には絵を描く〝北斎〟が!?

オープン前に行われた式典では、墨田区立二葉小学校(同区石原)音楽隊の児童らが元気なお囃子を披露した後、同館の名誉館長でオリックスシニア・チェアマンの宮内義彦さんがあいさつに立ち、「江戸文化における花のような芸術家、北斎の出身地となる墨田区の人々には美術館を誇りに思うとともに大切にしてほしい」と語った。テープカットは、同館が所蔵するピーター・モースコレクションの収集家、ピーター・モースの子息ダニエル・モースさんや建物を設計した建築家の妹島和世さんら10人で行われた。