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〝浅草六区〟の賑わい創出に意欲

 阪急阪神東宝グループの株式会社東京楽天地(山田啓三社長、墨田区江東橋)は4月13日、東武ホテルレバント東京(同区錦糸)で記者会見を開き〝浅草六区〟地区の再開発事業の概要を発表した。
 同社は「浅草東宝会館」(1964年開場)と「楽天地浅草ボウル」(69年同)を通じて、長年〝浅草六区〟のアミューズメントの中核を担ってきた。今回発表したのは、その両施設の跡地の台東区浅草2丁目6番地に建設する複合施設ビルの概要。約3480平方メートルの敷地に建つ建物は、地上14階、地下2階建て。高層階にはホテルが入り、14年末のオープンを予定している。
 1階から4階までは「まるごと日本プロジェクト」と位置づけ、日本全国の優れた食文化や工芸品の販売、情報発信をし、イベントスペースを活用した祭りや伝統行事の紹介、観光促進も行う。
 「地方には知られざる優れた物産品が数多くあり、それらを掘り起こして集約させたい」と山田社長。テナントの賃料には総売上での歩合制を導入し、基本的な内装を始め什器(じゅうき)、備品なども楽天地側が負担することで、出店者のリスクを軽減する方針も明かされた。
 浅草の隣、墨田区押上では東京スカイツリーと大型商業施設「東京ソラマチ」の開業が間近だが、これらを強く意識することなく「私たちは私たちの道を行き、浅草を元気な街にしたい。六区地区の(活性化の)起爆剤になれば」と山田社長は語った。そのほか、「女性の意見を重視した建物、集合体にしたい」「地域密着も大変重要な要素」とも話し、「できる限り町を明るくしたい」と〝浅草六区〟の賑(にぎ)わいの創出に力を込めた。
 一方、高層階はアールエヌティーホテルズ株式会社(成田鉄政社長)が運営する「リッチモンドホテルプレミア浅草」(仮称)の出店が決まった。同社は今年3月24日、隣接地に「リッチモンドホテル浅草」を開業しており、約300室の「プレミア」ではワンランク上の機能性とくつろぎ感を提供する構想。両ホテルを合わせると室数は400室以上となり、浅草地区のホテルでは最多となる見込みだ。