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「豊洲パエリア」においしいスペイン文化

 スペインをテーマにしたイベント「チェケボ!豊洲パエリア」が7月5日、豊洲公園(江東区豊洲)で開催された。主催は今年2月に発足した日本パエリア協会(清水正敏会長)で、今回が初めての開催。「チェケボ!」とは、スペイン語で「なんておいしいんだ!」という意味だという。
 イベントの目玉は、スペイン・バレンシアで9月に開催される国際大会「第54回世界パエリアコンクール」への出場権をかけて、全国の有名レストランが集結した「パエリアコンクール日本大会」。上位3組に国際大会の出場権が与えられるほか、優勝者には2人分の往復航空券も贈られるとあって、全国から集まった16店の参加者たちは気合十分。直径70センチのパエリアパンを炭と薪で豪快に加熱してその腕を振るった。
 同協会事務局長で、同区豊洲のスペイン料理店「バルデゲー」シェフの栗原靖武さんによると、各国ごとに予選会が行われるのは今年から。自由参加だった昨年、栗原さんは同会理事の小林邦久さん(同区門前仲町「バレパエージャ」シェフ)とペアを組んで大会に出場し、世界4位(国際部門では1位)に輝いている。この日は国際大会の実行委員長もバレンシアから駆けつけて審査に加わり、優勝は札幌市から参加した「バルエスパーニャ」に決定した。
 一方、会場でひときわ来場者たちに注目されたのは、約2000人前の「巨大パエリア」の実演。直径2メートルのパエリアパンで調理を統括したのは、埼玉県川越市の老舗「すぺいん亭」の村田礼三さん。スペイン大使館で開かれるナショナルデーのパーティーで20年間腕を振るっているというベテランシェフだ。鶏肉やエビ、トマトなどのほか、オリーブやインゲンの彩りも鮮やかなこの巨大パエリアの完成品は、一人前300円で来場者たちに振る舞われた。
 そのほか会場では、フラメンコを始めとする舞踊や演奏などステージイベントも大盛況。村田さんによるアサリを使った「深川パエリア」のお披露目もあり、パエリア以外のスペイン料理ブース、酒の販売ブースも並んでにぎやかな一日となった。