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「深川棋遊会」が10年目 魅力はプロ棋士との指導対局

 江東区を拠点に活動している将棋の会「深川棋遊会」(東公平会長)は、プロ棋士の指導を仰ぎながら交流する毎月2回の例会を続けて、今年で活動10年目を数える。4月7日には、現在タイトル3冠を獲得している渡辺明・竜王がゲストで来場し、子供からお年寄りまで〝夢の対局〟を楽しんだ。
 同会では例会に加え、毎年、江東区民まつりで「青空将棋大会」を一般向けに開くなどして、将棋の楽しさや奥深さを伝えている。また、同会の活動がきっかけとなり、同区主催の「江東区子ども将棋大会」が誕生した経緯もあり、区内の将棋人口の裾野を広げる役割を果たした面も。
 江東区文化センター(江東区東陽)を主会場とする例会では、小学生から高齢者まで約70人の会員が実力に応じた相手と指しているが、一方、ゲストのプロ棋士との指導対局も例会の魅力。これまでには飯島栄治七段、小倉久史七段、豊川孝弘七段や、女流棋士の船戸陽子女流二段、鈴木環那女流二段らが指導した。葛飾区出身で江東区亀戸に在住していた渡辺明さんも年1回、ここでの指導対局を続けている一人。前人未到の竜王戦9連覇に加え、王将位、棋王位を獲得して3冠の偉業も果たした昨年度は、最優秀棋士賞にも選ばれた。
 この日の例会は、古石場文化センター(同区古石場)を会場に開かれ、40人ほどが参加。渡辺さんは一度に10人と相手をする「十面指し」で会員たちと駒落ちで対局し、投了後は対局を振り返って指導も行った。
 約4時間、将棋を指して貴重な機会を楽しんだ会員たちは、その後、門前仲町の飲食店へ移動し、渡辺さんの竜王戦9連覇達成を祝う祝賀夕食会に参加。渡辺さんは、ここでも大盤解説やサイン会を行い、会員たちと交流した。
 なお、同会では会員を随時募集中。年会費は一般7000円。例会の見学は無料。問い合わせは東さん電話5683・3511。