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「小さな博物館」など新たに2件 指物博物館と硝子企画舎墨田区

 墨田区が認定する「小さな博物館」に同区立川4丁目の「指物(さしもの)博物館」、「工房ショップ」に同区石原4丁目の「硝子(がらす)企画舎」がそれぞれ認定された。
 区内産業や職人技術のPRに1985年から始まった「3M運動」の一環として、貴重な産業技術を伝える道具や製品の展示空間を設けた会社や職人の仕事場、店舗と一体になった工房などを認定する「小さな博物館」と「工房ショップ」。ここ数年で若手職人らが営むものづくりの場所が対象となる例が増え、今回の2件も30~40代が支える仕事場だ。

【指物博物館】
 江戸指物を制作販売する「指物益田」の中でタンスや卓袱(ちゃぶ)台などの指物の作品や道具を展示。
 代表の益田大祐さん(36)は、家具製造会社のデザイン・制作部門での勤務から、97年に台東区の「江戸指物処(どころ)渡辺」の故・渡辺昇さんに弟子入りし、8年の修業を経て埼玉で独立した。2009年から墨田区に拠点を移し、翌年、同区伝統保存会にも入会。昨年は「おとも箱」が「すみだモダン」認証商品に選ばれた。
 ここでは、益田さんの手仕事による作品と、ノミやノコギリなどが並んだ制作現場を間近に見られる。
 立川4の6の5。電話6315・8546。月曜~土曜の午前10時~午後6時開館(予約してから来館する方が確実)。
 
【硝子企画舎】
 「硝子企画舎」は、江東区佐賀の工房から移転し、代表の井上剛(42)、枝利奈(40)さん夫妻が、世田谷区の自宅に併設したギャラリー「プリズムプラス」も統合して、店舗も兼ねた形で開設した。
 工房では電気炉を使ったガラス工芸技法「キルンワーク」と、カットガラスなど熱を使わずに加工する「コールドワーク」の設備を備え、オリジナル製品の制作のほか、教室やワークショップを開催している。また、美術大学の卒業生などを研修生として迎え、創作の場を提供している。
 石原4の16の7。電話5608・9392。水曜~日曜の正午~午後6時開館。希望すれば店舗奥の工房も見学できる。