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「卯月」の卯の花漬辛子明太子

グルメレポート「わたしのおすすめ店」

「卯月」の卯の花漬辛子明太子

株式会社TCS(江東区亀戸)

成田孝行さん(56)

明太子2

辛子明太子と卯の花(写真は炙る前)

店舗外観

卯月

清澄通りから門前仲町の赤札堂を入った通りにある「卯月(うげつ)」は、和の要素を随所に配置したモダンな内装が女性にも人気の酒と料理の店です。店内に飾られた甲冑(かっちゅう)や「澤乃井櫛(くし)かんざし美術館」から展示品の一部を借りた特設コーナーは、外国人客が大変喜ぶそうです。茶室のある居酒屋なんて面白いと思いませんか。

店のメニューでぜひ試してほしいのは「炙り卯の花漬辛子明太子(あぶりうのはなづけからしめんたいこ)」(648円)です。おからを一緒に漬け込んで作った珍しい辛子明太子は、軽く炙って出されます。口に含めば皮の香ばしさを一瞬感じた後に生のタラコのまろやかな味が広がり、ピリッとした唐辛子がアクセントとなって舌に深い余韻を残します。次に欲しくなるのは酒か白いご飯かお好み次第。白飯には、明太子漬け汁の辛みとうまみを吸った卯の花も好相性です。皿の脇の〝おまけ〟のように添えられていますが、食べているうちに主役級の存在感が出てきます。カプサイシンやイソフラボンといった体によさそうなものも摂取できますが、ご飯の食べすぎには注意。日本酒は東京の地酒を飲み比べられる利き酒セット(3種972円)がおすすめです。

かんざし展示

櫛かんざし美術館の所蔵品を展示

利き酒3

地酒の利き酒セット

メニューは和食中心ですが、どれもリーズナブル。中でも「牛ハラミステーキ」(1080円)は、ブラックアンガス種の良質なハラミを使い、コストパフォーマンスの面でも満足の一品です。さっぱりとしたソースをかけて出されるので、多めに添えられた野菜とサラダ感覚でおいしくいただけます。いろいろなものを少しずつ味わいたいなら季節の素材を使ったコースを頼むと良いでしょう。

◎「卯月」

江東区門前仲町2の9の5℡6458・5523。午前11時30分~午後2時、午後5時~10時30分ラストオーダー(土・日曜、祝日は午後5時~11時)、無休。