top

「分とく山」総料理長が語る「子どもに作ってあげたい料理」

 9月23日(祝)篠崎文化プラザにて、日本懐石料理『分とく山』総料理長の野崎洋光さん講演会「子どもに作ってあげたい料理」が開催された。
四季折々の季節の話から先人の知恵、出汁とは何か。ミニ料理講座へと続く。「胡麻(ごま)だってそのまま食べた方が体に良い」「コンビニのおにぎりは10kg1万円のお米で作るより高価ですよ」「裏の成分表示を見て怖くありませんか?」などなど。旧暦での慣習も、今では意味を知らないまま形だけが残り、私たちはいつの間にか商業化によって飼いならされていることに気づいていないと警鐘を鳴らす。
 「地元の食材を新鮮なうちに口に入れる。これほどの贅沢(ぜいたく)はないですよ。冷蔵庫では確実に味も栄養価も落ちていますからね。東京23区で希有な土地・江戸川区にはまだ畑が残っている。小松菜だけじゃなくほかにも作れるはずです。大切に守っていかないと」野崎総料理長は福島県出身。この度の原発事故で子供たちが疎開し、今は大人しか残っていない。この先福島を故郷だと思う子供たちがいなくなってしまうことをとても悲しんでいた。
 毎日の食が体を作っている。便利な生活をやめることはできないけど、欲求に任せるだけでなく体に良いものを口にしようと背筋を伸ばした。

参加者の声
江戸川区東小岩在住
石本さんご一家
恭一さん(41)美保さん(40)七菜ちゃん(2か月)
 野崎総料理長の『美味しい方程式』がバイブルだというご主人は飲食業界で働く。篠崎で講演会があると区報で知りさっそく足を運んだ。外食は基本的に味が濃いので、旨味だとか塩分や脂分の話はとても興味深かった。小さい子供がいるので気を付けていきたいと奥さんの美保さんも語ってくれた。

※最後に一口メモ。
トマトジュース10:薄口醤油1:水5で「蕎麦つゆ」。お試しあれ。