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「健康体操マイペース小岩会」15年

 1998年に「東都よみうり」の記事をきっかけに発足した、生活習慣病や介護の予防をめざすサークル「健康体操マイペース 小岩会」が15年たってますます“元気”だ。
 関節可動域を伸ばすゴムバンド体操、軽やかなステップに整体ヨガ、2時間に及ぶプログラムを軽々とこなす参加者の大半はシニア層だ。小岩アーバンプラザ(江戸川区北小岩)で活動する同サークルは、ゴムバンドを使った体操のサークル「アルファビクスの会」の江戸川区教室として98年に始まった。
 きっかけは、東都よみうり」同年1月16日号の「肩こり、腰痛吹き飛ばそう」という記事だった。墨田区のみどりコミュニティセンターで行う活動(95年開始)が紹介されたところ、100件近い問い合わせの半数が江戸川区からだったことで、同区内でのクラス新設が決まった。
 この教室を率いる「健康体操マイペース」主宰の林真理子さん(51)(墨田区本所)は、健康運動指導士、介護予防運動トレーナーの資格を持ち、ストレッチやステップを組み合わせて骨や内臓を支える筋肉を鍛える独自のプログラムを教えている。引き締まったゆがみのない体は、健康そのものに見えるが、10代の頃から腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨(ざこつ)神経痛に悩まされ、メニエール病など完治の難しい病気を抱える。26歳で2人目を出産後に重度のギックリ腰を経験。この時医師に指摘された筋力低下を改善するための取り組みが現在の健康体操プログラムにつながった。人に教えつつ自分でも20年以上続けた健康体操の効果は、「多少の腰の痛みを除けば薬も飲まずに日常の生活が営める」50代の肉体が実証している。
 15年前の発足当初に入会し、同区本一色から通う牧田宇田子さん(73)は「この20年風邪知らず」で、ボランティアにも励む日々を送る。「腰痛が気になって始めた」同区松島の野木美恵子さん(76)も、自分のペースで続けられるこの体操教室が健康づくりに役立っているという。
 「15年続けられたら連絡しようと思っていた」と、11月下旬に東都よみうり新聞社に電話をくれた林さん。「始めた時より体が動くようになった人は多い」という。高齢の参加者がスタジオで身軽に行きかう様子は「継続は力なり」を実感させる光景だ。
 問い合わせは健康体操マイペースTEL090・2725・1958。