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「五輪出場おめでとう」競泳の渡部選手を静かに力強く応援

 6月10日、恒例の菖蒲(しようぶ)まつりでパレードが盛大に行われ町全体がにぎわった葛飾区堀切地区。多くの観光客が集い、満開の菖蒲を写真に収める姿は毎年の風景だが、今年はさらにもうひとつ、堀切地区が活気づく出来事が加わった。京成線堀切菖蒲園駅と堀切菖蒲園に掲げられている文字は「祝 ロンドン五輪出場 渡部香生子選手」。競泳女子200メートル平泳ぎで五輪出場が決まった堀切小学校卒業生の15歳の渡部選手を応援する地区の気運がゆっくりと高まっている。
 菖蒲園入り口付近に横断幕を設置したのは堀切かつしか菖蒲まつり運営協議会。一方、駅の看板は堀切自治町会連合会と堀切商店連合会が共同掲示した。こちらには「堀切から羽ばたけ!」の文字が添えられている。
 横断幕と看板のいずれにも関わった堀切東町会長の野口政行さんは、渡部選手の母親とも交流があり、その母親の許可を得た上で掲示したという。五輪出場選手は「めったに(地域から)出ないことですし……」とその偉業を喜ぶ。ただ、過剰な応援はかえって良くないと考え、控えめな装飾の看板を心がけたそうで、個人的には「静かに力強く応援しています」。
 一方、菖蒲まつり運営協議会広報担当の小高定夫さんによると、横断幕や看板を見て「堀切にこういう人いるんだ、と初めて知ったという人が多くいました」。女子200メートル平泳ぎは予選が8月1日、決勝が2日(現地時間)。その時には地区の公共の場で、生中継をみんなで見るパブリックビューイングの実施も検討中という。
 そのほか、堀切地区の商店の中には独自に五輪出場を祝う張り紙を掲げるところも。なお、渡部選手が所属するスイミングクラブのお膝元、葛飾区立石の葛飾区役所にも現在、大きな懸垂幕が掲げられている。