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「亀戸あさくさ古道」 ガイドマップと案内板が完成

 「亀戸あさくさ古道保存会」(鴇田慶三会長)が、江東区亀戸エリアの古道を紹介するガイドマップを4月上旬に制作するとともに、道中8か所に案内板を設置した。これに合わせて、4月14日に開いた亀戸から台東区浅草方面へと街歩きする催しには40人余が参加した。
 街歩きの参加者たちは、昨年12月に同会が建立した「逆井(さかさい)の渡し跡石碑」がある逆井橋のたもとに集まり、午前9時に出発。最初に立ち寄った亀戸浅間神社では、かつて浅草に至る道と元佐倉道との分岐点にあった道標や貴重な木造社殿を見学し、宮司から神社の由緒の説明を受けた。
 この神社周辺には古道は残っていないが、京葉道路を渡ってすぐの「江東亀戸七郵便局」のあたりから、一行は古道に入った。道沿いの亀戸中央公園では満開の八重桜を眺め、同公園内の亀戸スポーツセンターでは館長がお見送り。丸八通り、亀戸水神駅前の踏切を抜けて到着した亀戸水神社では「水神社奉賛会」の矢田敬輔会長の話に耳を傾けた。
 同神社は古道の分岐点にあたるが、一行は北西の浅草方面に進み、蔵前橋通りを渡ってすぐの常光寺を訪問。ここから先の古道は北十間川沿いの道とされるが、団体で歩くには道幅が狭いため、この日は蔵前橋通りを西へ進む。この3月17日にオープンした新たな観光名所「亀戸梅屋敷」では、諸橋宏館長が「浅草目指していってらっしゃい」と元気な声でお見送り。〝レトロ商店街〟の亀戸香取勝運商店街を通って訪れた亀戸香取神社では、江戸中・後期の作とされる神輿(みこし)を特別に見学させてもらった。また、亀戸天神社では、早くも咲き始めた藤を観光客とともに写真に撮るなどして楽しんだ。
 亀戸天祖神社にも立ち寄って、浅草通りに出た瞬間、目の前に現れたのは東京スカイツリー。北十間川沿いのその通りを進み、墨田区に入ったあとは、スカイツリー前や本所吾妻橋駅を通過して、浅草の手前、隅田川に架かる吾妻橋に至近の広場で解散した。
 ゴールまでの所要時間は2時間45分。参加者の一人で80歳の水岡功さんは、疲れを口にしつつも「よかったよ。(気候も)まあまあ歩きやすい方だったね」と爽やかな表情だった。
 マップは亀戸浅間神社や亀戸香取神社で配布しており、鴇田会長は「昔ながらの古道をマップに沿って歩いていただきたい」と呼びかけていた。