top

「三代豊国五渡亭園」オープン 五之橋下に浮世絵ギャラリー

 江東区の堅川河川敷公園(江東区大島~亀戸)の一部の五之橋周辺エリアに、この地ゆかりの浮世絵師・三代歌川豊国(五渡亭国貞)の浮世絵ギャラリーを目玉とした公園「三代豊国五渡亭園」(通称)が完成、8月11日、山﨑孝明区長ら約40人が参加し、開園記念式典が開かれた。
 堅川河川敷公園は、スポーツ公園として改修工事を進めてきたが、「歴史的資産を形にして後世に残したい」と、地元有志が4年前から構想を練り、同エリアを五渡亭国貞の屋敷をイメージした公園にする計画が実現した。
 式典は、山﨑区長や五ノ橋豊国通り商店会の佐野正明会長ら5人によるテープカットの後、まんとみ幼稚園(同区亀戸)の園児たちにより公園内に作られた池への「鯉(こい)の放流」などが行われ、地元の女性メンバーによる「江戸水神太鼓」の演奏が盛り上げた。
 山﨑区長は、「お年寄りから赤ちゃんまで、地域の人がくつろげる場所。ひとつの歴史、文化を残せる場所として、地元の人の意見を聞き、皆さんの力でできた公園です。区を代表してお礼を言いたい」と祝辞を述べた。
 この日は、公園内で模擬店や、職人によるあめ細工のコーナー、紙芝居などの催しも行われ、近隣からも多くの人が来園した。チンドン屋や、人力車の無料乗車なども訪れた人たちを楽しませ、大盛況となった。
 公園は東西約250メートルで、西側の五之橋の下にギャラリーがあり、600匹の鯉が泳ぐ池や朱色の太鼓橋、東(あずま)屋など、落ち着いた空間が広がる。また、池を挟んで東側には、銭座をモチーフにした噴水や子供が水遊びをするために作られた「小川」などがあり、開園当日から子供たちに大人気となった。
 家族で来園した、近所に住む30代の男性は、「公園ができるのを楽しみにしていました。水辺のスペースを多く取ってあるので、とても広々として気持ちがいいです」と笑顔で話し、3歳の娘と太鼓橋からの公園の景色を楽しんでいた。
開園時間は当面の間、午前10時から午後4時まで。