top

「ワークライフバランス」唯一の2部門認定企業に

 介護事業を幅広く展開する株式会社トーリツ(葛飾区東新小岩)がこのほど、通算2度目となる「東京ワークライフバランス認定企業」に認定された。都が2008年度から始めたこの認定制度は4部門からなり、昨年度までに計54社が認定されているが、内容の異なる2つの部門で認定を受けた企業は同社が初めて。
 1985年に創業し「社員とともに歩み、社員を育む会社」を合言葉とする同社は、訪問介護、訪問看護、居宅介護支援など地域に根差した介護関連事業を長年続けている。「ワークライフバランス」とは仕事と生活の調和を意味し、今回同社が認定されたのは「多彩な勤務形態導入部門」。「複数シフト勤務体制」や「家庭事情を考慮した勤務体制」、本人の意向による「妊娠中の職種転換」など同社独自の取り組みが評価された。同社は2009年度にも「育児・介護休業制度充実部門」で認定を受けている。
 今年度の認定授与式は1月29日、「ワークライフバランスフェスタ東京2014」の会場である東京国際フォーラム(千代田区)で行われ、今年度の応募37社(39件)のなかから認定企業となった12社の代表が登壇。前田信宏都副知事から認定状を受けるとともに、各社が自社の取り組みをスピーチで紹介した。
 2度目の認定を受けて、同社の鈴木恵里子社長は「会社は職員全員の成果なんだなと感じています。ここに来るまでは試行錯誤の繰り返しでしたが、認定を受けたことで私たちのやってきたことが間違っていなかったなと実感しています」と喜びを社員とともに分かち合った。客席から鈴木社長のスピーチを見守っていた同社の土田英夫会長も「日々の積み重ねによって、優秀な人材が増えてきている。定着率が悪い業界ですが、これからも安心して長く働ける会社を目指したい」と話していた。