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「キャプテン翼サブレ」発売中

 葛飾区四つ木で40年以上にわたり洋菓子を製造・販売している「パティスリー コトブキ」が、9月8日から新製品「勝利のゴール キャプテン翼サブレ」を発売。国際的な人気を誇る漫画「キャプテン翼」の〝地元〟で生まれた初のキャラクター商品として注目されている。
 「キャプテン翼」の原作者・高橋陽一さんの地元が四つ木であることから、葛飾区は漫画の主人公・大空翼像を今年3月、四つ木の公園内に設置。さらに7体を今後、立石・四つ木地区に設置する計画を打ち出している。この漫画はアニメ化されて欧州でも人気を誇ったことから、銅像設置の際には海外からの取材も複数あったという。
 同店は店主でパティシエの上村貴昭(かみむらよしあき)さんが、都内のホテルなどでの修業を経て1972年に開店。柔らかなスポンジのショートケーキやアーモンドタルト、マイヤーズラムをたっぷり使ったサバランなど、永く愛される定番商品を生み出してきた。
 今回のサブレは、創業以来のヒット商品「葛飾サブレ」をベースに、貴昭さんが手づくりにこだわって試行錯誤の末に完成させた。ラム酒の代わりにココナツを加えて幅広い年齢層に愛される商品に仕上げ、さらに隠し味としてドイツからの輸入食材も使用している。丸い形のサブレの表面に凹凸をつけて、サッカーボールに見立てたデザインも斬新。パッケージデザインはジュエリーデザイナーの長女・上村彩さんが担当し、キャッチコピー「シュート!する美味しさ」の文字のほか、外国人を意識して英語表記も加えた。
 一方、この商品の「プロデューサーみたいなもの」と貴昭さんが紹介するのが妻の静江さん。20年以上前、店内に併設された喫茶スペースに、高橋さんが頻繁に漫画の打ち合わせに来ていた頃から、静江さんは「コラボしていいものを作りたいなと胸に秘めていました。二十何年の思いがこれに詰まっています」。銅像の除幕式を3月に見たときから気持ちが加速し、出版社との交渉などに奔走した末、高橋さん本人とも対面。地元の協力も得て発売が決まり、「応援してくださった皆様のおかげで実現したと感謝しています」。
 サブレは5枚入り1箱で590円。複数を化粧箱に収めた贈答用もある。現在、イトーヨーカドー四つ木店を含めて四つ木の2店舗、同区東立石の「立石本通り本店」(現在は改装中で仮店舗で営業)の3店で購入可能。親子連れが増えたりと、発売後の客層には変化があると話す静江さんは「話題になってくれたらうれしい。上手に育ってくれたら」と今後の広がりに期待している。問い合わせは同店TEL3694・6187。