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「エドレンジャー」誕生

 「不景鬼(ふけいき)」をやっつけて商売繁盛! 江戸川区商店街連合会(区商連)のキャラクター「商売繁盛 エドレンジャー」が、10月13日の「第36回江戸川区民まつり」でデビューし、同月26日には区商連主催の「えどがわ美味いもの祭り」でも大活躍した。
 「エドレンジャー」は、「エドレッド」「エドグリーン」「エドピンク」の3体で構成され、その素顔は、中華料理店の3代目、八百屋、植木屋の娘といった商店街を支える若者たち、という設定だ。彼らは、人々の絆を断ち切るために地域連携の拠点となる江戸川区の商店街の衰退をもくろむ「蒼(あお)の不景鬼将軍」や「シャッター軍団」と戦う。
 近年、ご当地キャラクターやヒーローが各地で登場する中で、アクションの要素にも手を抜かない本格的なステージは出色の出来といえる。
 一連のストーリー設定やキャラクターを考えた米穀店「ライスショップカンダ」の神田泰宏さん(40)(江戸川区西葛西)によると、西葛西にある東京フィルムセンター映画俳優専門学校では、戦隊番組や舞台での仕事を志す学生による「ヒーローアクションチーム(H.A.T)」が活動し、5年ほど前から神田さんの店がある小島町二丁目団地店舗会のイベントにも出演している。
 新たなヒーローの制作は、「3年ほど前から構想していた」という区商連の松本勝義会長により今春から始まり、依頼を受けた神田さんが「商店街活性化ヒーロー派遣事業」として学生や区職員らと具体化した。シナリオ作りを引き受けた神田さんは、本やインターネットで各地の“ご当地ヒーロー”を研究しながら「熱血漢・エドレッドの口癖は『炒(いた)めるぞ!』」「悪役は肩に『閑古鳥』を乗せ、必殺技は『火の車』」といった細かい設定まで考えた。
 「エドレンジャー」の舞台では終盤に歌と踊りで締めくくることもあり、この時に区内小中学生の地元アイドルユニット「EDOist(えどいすと)」が登場し、東京スクールオブミュージック専門学校(同区西葛西)の学生が作詞・作曲した「がんばって商店街」を歌う。
 26日は、「フラワーガーデン」のステージで大勢の観客が見守るなかで2回目のショーが上演され、子供たちから「エドレンジャー頑張れ!」と力強い声援が飛んだ。松本会長は「不景気や商店街の衰退が長く叫ばれ、来春には消費税も上がるが、気持ちだけは前向きにということで今回の企画を進めた。『エドレンジャー』を地域のヒーローに育てて区内商店街の活性化につなげたい」と話している。
 次回は、12月15日の京成小岩商栄会の歳末売り出しで登場する予定だ。