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「もっと自由に楽しみましょう」自分でキモノ・楽しくキツケ

 七五三、入園式、入学式、着物を着る機会はたくさんあれど、紐(ひも)はいったい全部で何本使うのか、半襟ってどうやって縫いつけるのかも謎。無料の着付け教室はこのうえなくミステリアス。着物って、いざ着ようと思っても、ひとつひとつ検索しながらでないと前に進めない、困った民族衣装? いえいえ、実は身近なところにすてきな応援団がいるのだ。
 江東区新砂(南砂町駅前)の個人の自宅で開かれるマンツーマンの着付けレッスン「着付け おべべとにゃんこ」では、講師の佐川由希さん(44)による「細かい決まりごとは気にせず、ワンピースを着るように楽しんで着る」ための全10コースが用意されている。
 「着物にはたくさんの決まりごとがあり、一見ハードルが高いように思えますが、かならずしもきっちり着なければいけないということはありません。まずは、ご実家などで昔の着物がないか調べてみて。もしなかったとしても、着物リサイクルショップではワンコインから手に入るものもたくさんあります。反物からあつらえなくても大丈夫」。幼少のころから和裁士の祖母のもとで常に着物に接してきた佐川さんの言葉には説得力がある。
 「まだねんねの赤ちゃんをお連れになっての受講者さんもいらっしゃいます。これからの季節、浴衣から始めるのもいいですね。それぞれのペースで楽しんでほしい」。教室では、普段なかなか触れることのないアンティーク着物のレンタルも行っている。「戦前のものは特に付加価値があります。現在では作ることのできない技術があり、触れるだけでその肌触りに魅了されます」。
 それぞれの「ハレ」の日に、自分で着物を着る。ニッポンの良さ、こんなところから見直してみませんか?

「おべべとにゃんこ」http://www.obebetonyanko.com/index.html