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「とうきょうスカイツリー駅」リニューアル工事完了

 東京スカイツリーの玄関駅となる東武鉄道の「とうきょうスカイツリー駅」の改修工事が完了し、4月20日に式典が開かれた。また、駅構内と東京スカイツリータウン内に設置されたオブジェの除幕式も同時に行われた。
 同駅は改修工事により、駅コンコースを約700平方メートル(従来は約60平方メートル)に広げ、改札口を2か所に増やしたほか、地域冷暖房システムの活用、トイレ洗浄水の雨水利用などの設備を導入した。
 また、駅構内で鉄道利用や観光の案内をする「ステーションコンシェルジュ」を新たに配置した。東武鉄道が浅草、池袋駅を含む3駅と東京ソラマチ内で新たに展開するサービスで、「とうきょうスカイツリー駅」では午前8時から午後6時まで2、3人が常駐する。
 乗り継ぎや地理案内などをタブレット端末(「iPad」)を使って行うこともあり、初めて訪れた観光客へのきめ細やかな対応が期待されている。
 20日は、正面改札前でリニューアルオープン式典が行われ、テープカットや駅名看板の除幕の後、構内のパブリックアート「TO THE SKY」も公開された。漆喰(しっくい)の壁に赤、青、金の陶板が上向きに反った作品は、彫刻家の澄川喜一さん(東京藝術大学前学長、文化功労者)によるもので「一条の空」を表現したものだという。
 東京スカイツリーのデザイン監修を務めた澄川さんは、東京スカイツリータウン内「ソラマチひろば」に設置された同名の屋外彫刻「TO THE SKY」も手がけた。この作品は、山口県周南市黒髪島の「徳山みかげ」を切り出し、22トンの柱が3本鼎立(ていりつ)する。「『上を向いて元気を出そう』というつもりで作った」と澄川さん。3本の中央部分に立つと、スカイツリーの先端が入るように配置されたという。そばには、澄川さんの出身地・鳥取県吉賀町の「高野槙(こうやまき)」が3本植えられた。